こんにちは!AKANEです。
そういう問題、ありますよね。
もちろんお金はたくさん準備した方がいいと思いますが、
では一体、海外移住の必要資金はいくらなのでしょうか?
2016年1月1日当時、私が持っていた留学・海外移住の資金と、それまでの貯金額、
実際にいくら必要だったのか。
お金のかかった項目、と不要だと思った項目などをご紹介します。
この記事はこんな人におすすめ
- 海外移住したいけどお金がない
- 海外移住にどのくらい必要資金を用意すればいいか
- 海外移住者が最初に用意した貯金額を知りたい
- 海外移住を少しでも安く行くにはどうすればいいか知りたい
AKANEの資金・貯金とお金のハナシ
AKANEの海外移住・留学の資金
私が出国時に持っていた金額は100万円です。
祖母が結婚費用として貯めておいてくれたお金でしたが、「もう結婚しないならマンションでも買う頭金にしたら?」と母に言われ
「結婚も諦めていないし、マンション買ったらますます結婚できなくなりそうだし、そのままにしたらすぐ使っちゃいそうだし。」
『それなら自分に投資しよう!』と会社を辞めてタンゴダンス留学をすることにしました。
結果、タンゴ留学にプラスして結婚・出産もできたので私的には大満足の投資結果です!
貯金額
私の貯金額は0円でした。
毎日のようにタンゴレッスンを受けて、ミロンガ(タンゴの社交場)に行くと、1ヶ月にタンゴだけで15万円使っていました。
東京で一人暮らしをしていたこともあり、家賃や生活費も必要。
さすがの30代独身OLも一人暮らしをしながら毎月15万円もかかる趣味があっては、まったく貯金できませんでした。
お金の捻出方法
少しでも資金を増やそうと、家のものを販売しました。
2015年当時はメルカリが流行る前だったので、大きくは稼げませんが知人に洗濯機を買ってもらったり、BOOKOFFに本を売ったり、近所のリサイクルショップに洋服売ったりして小銭を稼ぎました。
最低でも必要だった資金の項目
飛行機代
私はアルゼンチンまでの移動なので安くても18万円くらいかかるのですが、当時ニュージーランド航空が就航してキャンペーンで安かったため、往復チケットではなく片道チケットで8万円の航空チケットで来ました。
空港から宿
知人が迎えに来てくれたので、お金はかかりませんでした。
自力で行った場合は、空港から宿までタクシーを使うと50ドルです。
当時の私の感覚だと、知人・友人が迎えに来てくれたときにその対価は感謝以外に必要はないと思っていたのですが(笑)海外に出て考えが少し変わりました。
高速代・ガソリン代・駐車場代などタダではないので支払いは必要だと今は思います。
何よりも、のちのち回収されてお互い嫌な気分になるので、些細なことで知人に借りを作らない方が良いと学びました。
宿泊代
私の場合は、男女混合ドミトリーで1ヶ月300ドルでした。
当時のアルゼンチンだと考えられないくらい高い金額ですが、知人の紹介だったのでこんなものかと信じていました。
女性の場合、男女混合ドミトリーはオススメしません。シェアハウスの鍵のかかる個室があった方が、精神的にも物理的にも安心です。
Airbnbで予算ごとに滞在可能な家を日本語で検索できるので探してみてね。
保険
父の勧めで東京海上の長期海外旅行保険(当時25万円/1年)に入っていました。
クレジットカードの保険も使えるのですが、私はクレジットカードはプラスのイメージで考えています。
アルゼンチンの場合、国立の病院は無料ですが、医師にはランクがあり、ランクの高い先生は高額の保険に加入していないと診てもらうことはできません。
日本と違って病院だったら全て安心というわけでもありません。
東京海上の保険に入っていて、現地代理店の手際の悪さはありましたが、それで病院は良いところで受診できていたので加入していて安心でした。
帰りの飛行機代
「いつ帰るのか」にもよりますが、帰りの飛行機代は用意しておいた方が安心です。
(アルゼンチンの場合18万円)
「もう嫌だ!」と思って帰るかもしれないし、戦争が始まって急いで帰ることもあるかもしれません。
いつでも飛行機に乗れる、日本に帰れる、という状況は作っておいた方が良いでしょう。帰りの飛行機代に手をつけなくてはならなかったら帰る、と決めておいた方が判断基準ができます。
ビザ更新費用
私は「ビザラン」という形で3年間のタンゴ留学、長期滞在を行なっていました。観光ビザの期間終了前に海外に出国して更新する方法です。
ブエノスアイレスの場合は、幸いラ・プラタ河を渡れば隣国ウルグアイなので、半日で行って帰ってくることができます。
時期や為替によって値段は5,000円から15,000円の範囲です。
90日に1度のそれなりに大きな出費でした。
当面の生活費
あまり大金は持ち歩かない方がいいでしょう。
現地でお金をおろせるカード2枚(カードがATMに飲み込まれても安心)を準備して、3ヶ月分程度の生活費を持ち歩くように用意しておくといいでしょう。
そんなに必要ではないと思う項目
私が準備中に「こうしなくっちゃ!」って思っていることで、そんなに必要ではないと思ったことを紹介します。
荷物の送料
荷物を送るというのは、基本的に不要かと思います。
無ければ買うなどした方がいいでしょう。
海外で暮らすイメージが無さすぎて、それでも色々持ってきましたがほとんど使わないものばかりでした。
もし荷物を送ろうと思っているなら、そのお金で新しいものを現地で買った方がいいでしょう。
ビザの取得費用
ビザの取得も不要かな、と私は思います。
行く前から永住を決意しなくても、行ってからどうしてもこのまま住み続けたいと思えば考えればいいことです。行ってみて嫌になって帰ってくることもあるかもしれません。
それは気持ちの変化や状況的判断など様々な状況があるので、永住権の取得に大金を注ぎ込まなくても良いかと思います。
日本のパスポートは最強です。
2021年もビザなしで入国できる国は193国(英コンサルティング会社のヘンリー・アンド・パートナーズ調べ)です。
コロナの状況によって、今後ワクチンの摂取が義務付けられる可能性はありますが
永住ビザの取得を移住前から行う必要性はないのではないでしょうか。
家の購入費用
行く前から家を買うのもビザと一緒で、その先はわからないのでやめた方がいいと思います。お金が余っているなら、そのお金を投資してもっと運用した方が建設的でしょう。
海外で生活する考え方について
日本にいた時にわたしが考えもしなかったことで、これは大事だと思ったことを紹介しますね。
セキュリティはお金のかかるもの
「セキュリティにお金をかけるのはお金持ちがやること」と信じていました。
日本の治安は世界の第9位(イギリスの経済平和研究所2019年調べ)。
その考えでも日本なら安心して暮らせるかもしれませんが、日本よりも下位の154カ国は日本よりも治安が悪いということです。
「警察もグルになっていることがあるから、信じちゃダメよ。」と、私はアルゼンチンに来て最初に教わりました。
殉死してでも国家・国民のために働く尊い仕事だと思っていた警察官を信じられない、という社会にとても驚きましたがそういう国も実際にあります。
多少金額がかかってもタクシー代をケチッたり、安いからと治安の悪い場所に住んだりせず、ある程度自分の身の安全を守れるように意識することが大切です。
泥棒を追いかけてはいけない
泥棒も命懸けで仕事しているので、絶対に追いかけてはいけません。
人の命は物やお金には変えられません。悔しさで追いかけて、物を取らただけで済んだものが命まで取られてしまうこともあります。
命は助かっても、大きな怪我を負って体が不自由になってもつらいものです。
もし泥棒に出会ってしまったら、潔く渡して命を一番大切に考えてください。
宝くじより当たる確率が高いので、常にその言葉を胸に刻んでいます。
お金は稼ぎ続けた方がいい
「いくら持っていけば安心か」とよく聞かれますが、貯金だけで暮らしていこうとすると、いくら持っていても不安になると思います。
お金が増えずに減っていくだけ、という状況は「いつまで生活できるんだろう」という気持ちをうむからです。
貯金があることはとても良いことですが、現地でも収入が入る仕組みを作っておいた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、気になる海外移住に必要な資金や私の実際の貯金額、そして私の経験から思うことをご紹介しました。
- AKANEの資金・貯金額
- 最低でも必要な資金と項目について
- そんなに必要ではないと思う項目
- 海外で生活する考え方について
思ったほど、海外移住は大変なことではありません。
「大変なこと」はあなたの心のハードルを取り除くことです。